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回答 3件

回復期の小3息子、スモールステップが進まない?

まんまるちーずさん

お子さん:小学3年生・男の子

かほさんのYouTubeを観ている、 小学3年生の男子の母です。

4月頃から不登校になり、現在も学校には行けていません。

最近は、少しずつ回復してきたように感じる部分があります。

・友達とオンラインでゲームをして遊ぶ事がある ・自分からYouTubeでゲームの攻略方法を調べ、欲しいスキンを手に入れるために、キッズケータイで必要な文字を写真に撮り、それを見ながら自分で入力していた ・習い事にも、怖がりながらも行き、安心できる大人が居ることがわかると最後まで参加できる日もある ・友達と実際に遊ぶ日もあった ・「やりたいことがいっぱいある」と言うことも増えた ・ゲームなどで嫌なことがあって泣いたり怒ったりしても、翌日にはまた楽しそうに遊んでいる ・本人の口から学校の話が出ることもある

一方で、「やってみたい」「行ってみたい」と本人が言うことと、実際に行動することの間にかなり差があります。

例えば、以前から行っていた習い事について、「まず着替えるだけやってみる」「玄関まで行ってみる」と本人が自分でスモールステップを考えたことがありました。

でも、実際にはその行動まで進まないこともあります。

親としては、頭が気持ち悪い、お腹が痛い、と言っていた5月に比べると、本人のエネルギーが少しずつ戻ってきているようには感じています。

ただ、「やりたい」という気持ちは出てきているのに、なかなかスモールステップが進まないことを、今どう捉えたらいいのかが悩みです。

これは、まだ行動するためのエネルギーが十分ではないということなのでしょうか。

それとも、スモールステップの設定自体が、今の本人にはまだ大きいのでしょうか。

本人が自分で「やってみよう」と思った時に、背中を押すというより、背中を支えるくらいの気持ちで、とよく不登校専門家の話でみるのですが、支えてはいるけれど、何も進まないように思えて、辛いです。

また、まだ一人で必要と思われる情報を入手するにも限りがあります。学校との連絡は親がやってますし、どの程度情報やきっかけ、と思われる声かけをすればいいのかも迷っています。

この時期の捉え方や関わり方について教えていただけたらと思います。

よろしくお願いします。

カウンセラーの回答(3件)

ベストアンサー

シルバー

尾山さやか

社会福祉士・精神保健福祉士

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はじめまして。

まず、書かれている様子を拝見して、私は「何も進んでいない」とは全く思いませんでした。

むしろ、かなり大きな変化が出てきているように感じます。

友達とオンラインで遊べる。

実際に友達と遊べる。

自分で必要な情報を調べて、文字を入力して、欲しいものを手に入れる方法を考えられる。

安心できる大人がいると分かれば、怖くても習い事に参加できる。

「やりたいことがいっぱいある」と言う。

嫌なことがあっても、翌日にはまた遊べる。

そして、自分の口から学校の話が出る。

これらは全部、本人の世界が少しずつ広がっているサインだと思います。

その一方で、「やりたい」と言うことと実際に動くことの間に大きな差がある。

ここが、今のお母さんには一番苦しいところなのですよね。

私は、この時期にはよくあることだと思います。

心や身体のエネルギーが戻ってくると、まず「やってみたい」という気持ちが出てくる。

でも、「やってみたい」と思ったことを実際に行動に移すには、それとは別の力も必要です。

予定を立てる。

準備する。

不安を抑える。

最初の一歩を踏み出す。

その場に行く。

途中で嫌になったらどうするか考える。

こうしたことには、かなりエネルギーを使います。

ですから、 やりたいと思えるところまで戻ってきたけれど、まだ実際に行動するところまでは回復していない ということは、十分あり得ると思います。

そして、もう一つ考えてみてほしいのが、「スモールステップの大きさ」です。

「着替えるだけ」

「玄関まで行くだけ」

お母さんから見ると、とても小さなステップですよね。

でも本人にとっては、それでも大きいのかもしれません。

あるいは、「玄関まで行ったら、その次は行くことを期待される」と感じている可能性もあります。

その場合は、 「着替えてみる。でも行かなくていい」

「玄関まで行ってみる。でもそこで終わっていい」

くらいまで小さくしてみてもいいと思います。

成功したら次へ進む、ではなく、 やってみたけど、やっぱり今日はやめた!も成功くらいにしておく。

そうすると、「一歩踏み出したら、その先まで頑張らなければいけない」というプレッシャーが減ります。

そして、本人が自分で「やってみよう」と言ったとき。

私は、今のお母さんが書いている 「背中を押すのではなく、背中を支える」

という感覚は、とてもいいと思います。

ただ、「支える=何もしない」ではありません。

例えば本人が、 「明日、習い事行ってみようかな」と言ったら、 「いいね。じゃあ明日行けるように、何を準備しておけばいい?」

と一緒に考える。

「着替えるだけやってみる」と言ったら、 「じゃあ着替える服だけ出しておこうか」と準備を手伝う。

本人が動き出したときに、障害物を少しどけてあげる。

それくらいでいいのだと思います。

そして、途中でできなくなったら、「今日はここまでね」で終わる。

「せっかくここまでやったんだから、あと少し」とは言わない。

この「いつでもやめられる」という安心感が、次の挑戦につながることもあります。

また、情報についても、お母さんが集めていいと思います。

小学3年生ですから、学校との連絡や必要な情報を本人が全部集める必要はありません。

親が、「こういうイベントがあるよ」「こんな場所があるみたい」「今度こういうことができるみたいだよ」と情報を持ってきて、 「興味があったら教えてね」と置いておく。

本人が食いついたら、一緒に調べる。

興味を示さなければ、そのままにする。

これは「誘導」ではなく、「選択肢を見えるところに置いておく」ということです。

ただし、「せっかく教えてあげたんだからやってみようよ」まで進めない。

情報は渡す。

選ぶのは本人。

このくらいの距離感がちょうどいいのではないでしょうか。

そして、学校の話が本人の口から出るようになったことも、私はとても大切だと思います。

「学校どうする?」

とこちらから聞かなくても、本人から学校の話が出る。

これは、「学校」というものを少しずつ自分の世界に戻し始めている可能性があります。

でも、ここでもすぐに、「じゃあ行ってみる?」とつなげなくていいと思います。「学校のこと、最近考えることあるんだね」「そうなんだ」

と、まず話を聞く。

「誰に会いたい?」

「何が楽しそう?」

「何がちょっと嫌?」

そんな話ができるようになってきたら、本人の中にある「学校との距離感」が少しずつ見えてくるかもしれません。

やりたいと思えるようになってきたんだね。じゃあ、身体が追いついてくるまで、少し待とう くらいでいいのではないでしょうか。

回復には波があります。

できることが増えたあとに、また動けなくなる日があっても、それだけで振り出しに戻ったわけではありません。

昨日できたことが今日できない。

今週は外に出られたけれど、来週は出られない。

そういうこともあります。

だから、「一歩進んだら次の一歩」という直線ではなく、 できる日とできない日を行ったり来たりしながら、少しずつ全体として広がっていく くらいに考えておくと、お母さんも少し楽になるかもしれません。

役に立った 1

尾山さやか 先生に
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4月からの変化を感じておられるのは、お母様のこれまでのお子さんの支え方の成果だと思います。

ステップを設定→行動→クリアと段階を踏むのは、大人でも大変な時がありますよね。

階段を登るように、目標に向けてひとつひとつクリアし続けて、目標を達成できればよいのですが、それが難しくて同じ場所で足踏みする時期もあるかもしれません。

階段の踊り場のように、足踏みだけのように見えても、前には着実に進んでいるということもあるかもしれません。

お子さん本人では、変化に気づいていないときには、「ゲームの攻略自分で調べてお友だちと遊べるようになっているね。」「習い事も最後まで頑張ってるね。」とできていることをその都度評価してあげることもできるかもしれませんね。

お母さんお一人では今後の対応に迷われる場合には、私たちのようなカウンセラーなどに、ご相談いただきながら、客観的にお子さんの状態をどう捉えられるかアドバイスをもらうことも一つの方法かもしれません。

役に立った 2

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ゴールド

山岸 佳織

公認心理師・精神保健福祉士・臨床発達心理士

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相談ありがとうございます。

書いてくださった様子を拝見すると、私は「何も進んでいない」というより、まだ息子さんの中で、行動につながる力が少しずつ戻ってきている時期なのではないかと感じます。

友達と遊ぶ、習い事に挑戦する、自分で調べて欲しいものを手に入れる、「やりたいことがいっぱいある」と話す、学校のことが話題に出る――どれも、エネルギーや興味、他者とのつながりが戻ってきているサインです。

一方で、「やりたい」と思うことと、「実際に動く」ことは別の力です。

特に不登校からの回復期には、気持ちは先に戻ってきても、行動に必要なエネルギーや「やってみても大丈夫」という見通しがまだ追いついていないことがあります。

ですから、スモールステップを実行できないからといって、「まだ本人にやる気がない」と捉えなくて大丈夫です。むしろ、本人が「着替えるだけ」「玄関まで」と考えられていること自体が大切です。

そして、もう一つ考えてみたいのが、スモールステップの大きさです。

「玄関まで行く」が本人にとっては、実は「その先に習い事が待っている」ことまで含んだ大きな一歩なのかもしれません。

その場合は、「着替える」ではなく「服を出してみる」「着替えようと思ったら教えて」と、さらに小さくしても構いません。

今は「背中を押す」より、本人が動き出せる環境を一緒につくるくらいでよいと思います。

ただし、「支えているだけで何も進まない」と感じるお母さまの苦しさも、とても自然なものです。支えることは、何もしないことではありません。

例えば、学校との連絡や情報収集は親が担いながら、 「こういうイベントがあるみたいだよ」

「今度、先生が来るみたいだけど、会ってみる?」

「行かなくてもいいけど、こういう方法もあるよ」

と、情報や選択肢を渡しておくことはできます。

「行く?」と何度も行動を促す必要はありません。

情報を受け取って、今は動かないという選択も含めて、本人に預けておくのです。

今の息子さんには、「学校に戻る」という一つのゴールだけを見るより、「やってみたい」が少しずつ増えていることそのものを回復の一部として見ることが大切かと思います。

「進んでいない」のではなく、次に動くための力を蓄えながら、行動の練習をしている途中である…と、捉えてみるのがよいと思います。

役に立った 1

山岸 佳織 先生に
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公開Q&Aの回答は、資格を持つカウンセラーによる一般的な情報提供です。お子さんを直接診ての診断・治療ではありません。 医療的な判断が必要な状態や、すでに主治医がいる場合は、その方針を優先してください。