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回答 2件

高2息子の不登校、転入と中退どっち?

匿名さん

お子さん:高校2年生・男の子

高校2年の息子です。進級が難しいと言われました。

現状としては

・欠席は9月時点で60日超 ・単位を落としている科目が4つ ・担任からは「3学期に全部出ても厳しい」との説明 ・本人は「もう行かない」と言っている

選択肢として提示されたのは、原級留置(留年)、通信制への転入、中退して高卒認定、の3つです。

留年は本人が強く拒否しています。1つ下の学年に混ざることに耐えられないそうです。これは分かります。

高卒認定は、調べてみると資格としては使えるようですが、その後どうするかは結局本人次第で、家にいる時間が長くなるだけになるのではという不安があります。

転入が現実的だとは思うのですが、時期の問題があります。今動くと、これまでに取った単位の扱いがどうなるのか、学校によって違うようで、まだ整理できていません。

こういう話をしても、本人は「どうでもいい」としか言いません。無気力なのか、傷ついているのか、判断がつきません。

親が調べて選択肢を並べる、というやり方をこのまま続けていいものでしょうか。それぞれの進路について、将来の選択肢がどう変わるのかも知りたいです。

カウンセラーの回答(2件)

ベストアンサー

シルバー

尾山さやか

社会福祉士・精神保健福祉士

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この状況で親御さんが情報を集めて、選択肢を整理しようとしていることは、決して間違っていないと思います。

むしろ、進級が難しいという話が出ている以上、親が制度や学校の情報を調べておくことは必要です。

ただ、「調べた選択肢を本人に並べて、どれにするか決めてもらう」というところは、少し待ってもいいのではないでしょうか。

60日を超える欠席、単位を落としていること、進級が難しいと言われたこと。

これだけのことを一度に突きつけられたら、「もう行かない」「どうでもいい」と言いたくなるのも無理はないと思います。

本当にどうでもいいのかもしれません。

でも、傷つきすぎて、今は考えたくないだけなのかもしれません。

ですから、「どうでもいいと言っている=何も考えていない」とは決めつけず、まずは本人が少し落ち着いてから考えられるようにしてあげてもいいと思います。

そして、親が調べることと、本人に選択を迫ることは別です。

親御さんは今のうちに、それぞれの学校や制度について情報を集めておく。

でも本人には、 「今すぐ決めなくていいよ。お母さん(お父さん)が調べておくから、少し元気になったら一緒に考えよう」

くらいでもいいのではないでしょうか。

3つの選択肢については、それぞれメリット・デメリットがあります。

原級留置(留年)は、今の高校に在籍しながらもう一度同じ学年を学ぶ方法です。今の学校や人間関係をそのまま引き継げる一方で、「1学年下の生徒と一緒になること」が本人にとって大きな負担なら、心理的なハードルはかなり高いと思います。

通信制高校への転入は、これまで取得した単位を引き継げる可能性がありますが、どこまで認定されるか、卒業までにどれくらいの単位が必要なのか、卒業時期がどうなるのかは学校によって異なります。ですから、候補校には「今までに取得した単位」「在籍期間」「現在の学年」「未修得科目」を伝えて、具体的に確認するのが大切です。

高卒認定は、高校を卒業する代わりに、高等学校卒業程度認定試験に合格することで、大学・短大・専門学校などの受験資格を得る道です。

ただし、「高卒認定を取れば、その後は安心」というものでもありません。進学するのか、就職するのか、別の学びをするのか、その先を本人が考えていく必要があります。

一方で、高卒認定を選んだからといって、必ず家にこもったままになるわけでもありません。

どの道を選ぶかによって将来が決まるというより、その後にどんな環境で本人が動き出せるかのほうが大きいのだと思います。

だから今、「一番将来の選択肢が広いのはどれか」だけで考えなくてもいいと思います。

むしろ、 「この子がもう一度、自分の人生について考えられる状態になるには、どの環境が合っているだろう」

という視点を持ってみてほしいです。

そして、「どうでもいい」と言っている本人に、親が調べた情報を全部説明しなくてもいいと思います。

例えば、 「通信制っていう選択肢もあるみたいだよ。今までの単位がどこまで使えるかは学校に聞いてみるね」

くらいにしておく。

本人が「それならちょっと聞いてみたい」と言ったら、一緒に調べる。

「今は聞きたくない」と言ったら、いったん置いておく。

そんなふうに、選択肢を本人の目の前に一気に並べるのではなく、親が後ろで準備しておくことも立派な支援だと思います。

そしてもう一つ、気になるのが「どうでもいい」という言葉です。

進級できない、留年は嫌だ、学校にももう行かない。

ここまで追い込まれたときの「どうでもいい」が、単なる無気力なのか、本人が傷ついているサインなのかは、親御さんだけでは判断しにくいと思います。

睡眠や食事、外出、好きだったことへの興味など、日常生活にどんな変化が出ているのかも見てあげてください。

進路の話だけではなく、「最近どう?」「学校のことは今は考えなくていいよ」と、本人の状態そのものを見る時間も大切だと思います。

高校2年生ですから、ここから先の進路はまだいくらでも作り直せます。

留年して高校を続ける道も、通信制に転入する道も、高卒認定を取って進学する道も、それぞれその先があります。

今すぐ人生の答えを出さなくても大丈夫です。

親御さんが今できることは、本人の代わりに人生を決めることではなく、本人がもう一度「自分で決めてみようかな」と思えるところまで、選択肢を整理しておくことなのではないでしょうか。

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ゴールド

山岸 佳織

公認心理師・精神保健福祉士・臨床発達心理士

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ご相談ありがとうございます。

欠席や単位の状況がここまで進み、「もう行かない」「どうでもいい」と言う息子さんを前にすると、親としては焦りますよね。その言葉も、無気力というより、傷つきすぎて進路を考える余力がない表れかもしれません。

今は、親が情報を集めて選択肢を整理することは続けて大丈夫です。ただし、「早く決めて」と迫るのではなく、「調べておくから、一緒に考えよう」という姿勢が大切です。

それぞれの進路は、「正解」ではなく「特徴」があります。親御様のおっしゃるように、留年は今の学校で学び直せる一方、本人の心理的負担が大きい場合があります。通信制は卒業を目指しやすい選択肢ですが、単位の引き継ぎや卒業条件は学校ごとに異なります。高卒認定は進学への道も開けますが、その後を自分で動く力も必要になります。

だからこそ、今は「どこに行くか」だけでなく、その先で息子さんが続けられそうかを基準に考えてみてください。

「今の学校はつらいんだね。これからの道は一緒に考えたいから、お父さん・お母さんが調べておくね。」

という言葉から始めることで、息子さんが少しずつ選択に参加できることもあります。

親が道を整えることは、意思を奪うことではなく、「選べる状態」をつくる支援なのだと思います。

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公開Q&Aの回答は、資格を持つカウンセラーによる一般的な情報提供です。お子さんを直接診ての診断・治療ではありません。 医療的な判断が必要な状態や、すでに主治医がいる場合は、その方針を優先してください。