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回答 2件

小5長男が不登校、妹のケアは?

匿名さん

お子さん:小学5年生・男の子

小学5年の長男が不登校です。1年近くになります。

相談したいのは、実は下の子のことです。

3年生の妹がいます。この子は毎日普通に学校に行っています。それが当たり前だと思っていました。

ですが先月、妹が「お兄ちゃんばっかりずるい」と言いだしました。

そのとおりなんです。私は長男のことで頭がいっぱいで、妹の話をきちんと聞いていませんでした。参観日も忘れていました。テストの点を見せに来ても「あとでね」と言っていました。

妹は手のかからない子です。だから、つい後回しにしていました。手がかからないのではなく、かけていなかったのだと今は思います。

長男が家にいるので、妹が友達を家に呼べないという問題もあります。「お兄ちゃんがいるから」と言って、最近は友達の家にばかり行くようになりました。

長男のことは長男のことで、まだ何も解決していません。そこに妹のことまで重なって、正直、手が回りません。

きょうだいがいる家庭で、不登校でない子のケアはどうすればいいのでしょうか。妹に説明すべきことと、しなくていいことの線引きも分かりません。

カウンセラーの回答(2件)

ベストアンサー

ゴールド

山岸 佳織

公認心理師・精神保健福祉士・臨床発達心理士

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ご相談ありがとうございます。

お兄ちゃんのことで精一杯の中、「妹まで寂しい思いをさせていた」と気づかれたのですね。「手のかからない子だから後回しにしてしまった」という言葉から、お母さまが妹さんのこともとても大切に思っていらっしゃることが伝わります。

まず、妹さんの「お兄ちゃんばっかりずるい」は、わがままというより、「私のことも見てほしい」という大切なサインなのだと思います。

不登校のお子さんがいる家庭では、どうしても親の関心や時間がお兄ちゃんに集中します。それ自体は仕方のないことです。だからといって、妹さんに「我慢させてしまった」と必要以上にご自身を責めなくて大丈夫です。

むしろ今から、 「最近、お兄ちゃんのことでお母さんがいっぱいになってたね。参観日を忘れたり、話をあとにしたりしてごめんね。あなたのことを大事に思っているのは変わらないよ」

と伝えてあげるだけでも、大きな意味があります。

妹さんに説明するのは、「お兄ちゃんが学校に行けない理由をすべて理解させること」ではありません。

「お兄ちゃんは今、学校に行くことがしんどい時期なんだよ。でも、それはあなたのせいではないし、あなたが我慢し続けなければいけないということでもないよ」

くらいで十分です。お兄ちゃんの詳しい事情や、親が抱えている心配まで妹さんに背負わせる必要はありません。

また、妹さんに必要なのは、大きなイベントよりも、「自分のための時間がある」という実感かもしれません。

テストを見せてくれたら一緒に見る。寝る前に10分だけ話す。休日に二人で買い物に行く。参観日や学校の予定をカレンダーに書いておく…

ほんの小さなことでも、「お母さんは私のこともちゃんと見ている」と感じられる時間になります。

そして、友達を家に呼べないことについては、妹さんだけに我慢を求め続ける必要もありません。長男さんのプライバシーや安心を守りながら、家族で「妹さんが友達と過ごす時間をどう確保するか」を考えてみてください。

不登校のお兄ちゃんを大切にすることと、妹さんを大切にすることは、どちらか一方を選ぶことではありません。

「お兄ちゃんには今必要な支援を。妹さんには、妹さんとして大切にされている実感を。」

完璧に両立できなくても大丈夫です。妹さんが「お兄ちゃんばっかり」と言ってくれた今は、むしろ関係を立て直すチャンスでもあります。まずは「教えてくれてありがとう」と受け止めるところからで十分だと思います。

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シルバー

尾山さやか

社会福祉士・精神保健福祉士

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妹さんの「お兄ちゃんばっかりずるい」という言葉、私はとても大事なSOSだったのではないかと思います。

そして、私は「この段階で言ってくれてよかった」とも思いました。

手のかからない子ほど、「大丈夫だろう」と思われてしまいますよね。

でも、本当は手がかからなかったのではなく、「手をかけてもらう必要があることを言わずに我慢していた」のかもしれません。

参観日を忘れられたこと。

テストを見せても「あとでね」と言われたこと。

お兄ちゃんのことで家の中がいっぱいになっていること。

妹さんは、きっといろいろ感じていたのだと思います。

まずは「そうだよね。お兄ちゃんのことばかりになってたね。ごめんね」と言ってあげていいと思います。

「お兄ちゃんは学校に行けなくて大変なのよ」と説明して、妹さんに我慢を求める必要はありません。

むしろ、 「お兄ちゃんのことで忙しくなっていたけど、あなたのことを大切に思っているのは変わらないよ」

「あなたの話もちゃんと聞きたい」

「してほしいことがあったら言ってね」

と伝えてあげる。

妹さんに説明するのは、「お兄ちゃんには学校に行くことが難しい時期がある」「それはあなたのせいではない」という程度で十分なのではないでしょうか。

お兄ちゃんがなぜ学校に行けないのかという詳しい事情や、学校とのやり取り、親御さんが抱えている不安まで、妹さんに理解してもらう必要はないと思います。

きょうだいだからといって、妹さんをお兄ちゃんの理解者や協力者にしなくてもいいんです。

そして、「お兄ちゃんが家にいるから友達を呼べない」ということについては、妹さんの日常に実際に影響が出ているので、できる範囲で工夫してあげてほしいと思います。

例えば、友達を呼べる時間を作る。

難しければ、親御さんが友達の家に送っていく。

休日に妹さんとお友達が外で遊ぶことについていく。

毎日たくさん時間を作る必要はありません。

10分でも15分でも、「今日は妹ちゃんの話を聞く時間」と決めて、その時間だけはお兄ちゃんの話をしない。

テストを見せに来たら、できるだけその場で一緒に見る。

参観日を忘れてしまったなら、「次は行くからね」と約束する。

そういう小さな積み重ねで、「私はちゃんと見てもらえている」という感覚は取り戻していけると思います。

そして、お母さんが「手が回らない」と感じていることも、無理もないと思います。

不登校の子どもがいる家庭では、どうしてもその子の学校とのやり取りや生活のことに親の意識が集中します。

だから、「もっと妹にも手をかけなければ」と自分を責めて、さらに苦しくならなくても大丈夫です。

むしろ今回、妹さんの「ずるい」という言葉をちゃんと受け止めて、「私は妹のことを後回しにしていたんだ」と気づけた。

そこがとても大きいと思います。

妹さんがSOSを出してくれた今なら、「気づいてもらえた」と感じられる関わりに戻していけます。

そして、妹さんには「お兄ちゃんと同じだけ手をかける」必要はありません。

「あなたのこともちゃんと見ているよ」と伝わることが大切なのだと思います。

お兄ちゃんの不登校がすぐに解決しなくても、妹さんの毎日まで一緒に止めなくていい。

お兄ちゃんはお兄ちゃんの時間を。

妹さんは妹さんの学校生活や友達との時間を。

きょうだいそれぞれの生活を守っていくことも、不登校の子を支える家庭では大切なことなのだと思います。

そして何より、「お兄ちゃんばっかりずるい」と言えた妹さん。

私は、その言葉を言える関係がまだちゃんと残っていることを、大切にしてほしいと思います。

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尾山さやか 先生に
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公開Q&Aの回答は、資格を持つカウンセラーによる一般的な情報提供です。お子さんを直接診ての診断・治療ではありません。 医療的な判断が必要な状態や、すでに主治医がいる場合は、その方針を優先してください。