発達障害のある高1息子、出席日数が足りません。通信制への転入をいつ切り出すべきですか
不登校ミーツ運営さん ・ 2026年8月17日
高校1年の息子について、父親の立場から相談させてください。
中学生のときに自閉スペクトラム症の診断を受けています。中学までは支援も受けながら通えていたのですが、高校に入って2ヶ月ほどで登校が止まりました。
本人に理由を聞くと「疲れる」「うるさい」としか言いません。教室のざわつきや、体育のあとの着替え、昼休みの過ごし方など、細かいことが積み重なっているのだろうとは想像しています。
困っているのは、高校は義務教育ではないという現実的な部分です。担任からは、このペースだと出席日数が足りず進級が難しいと言われました。通信制への転入も検討すべきだと。
妻は「本人が回復するまで待つべきだ」と言いますし、私もそれが正論だとは思います。ただ、期限が決まっているものについて「待つ」という選択をするのが、私にはどうしても納得しきれません。手続きには時期があり、動くなら早いほうがいい。
一方で、転入の話を切り出した瞬間に「諦められた」「もう期待されなくなった」と息子に受け取られるのも怖いです。実際、先日それとなく話題に出したら、その日から食卓に来なくなりました。
特性のある子に対して、進路の話はどのタイミングで、どう伝えるのが適切なのでしょうか。親が先回りして環境を整えることは、本人の意思を奪うことになるのでしょうか。
カウンセラーの回答(2件)
ベストアンサー
シルバーご質問ありがとうございます。
ご相談を読んで、お父さまが「本人の気持ちを尊重したい」という思いと、「進級のことを考えると早めに動いた方がいいのでは」という思いの間で悩まれていることが伝わってきました。
私は、今すぐ「通信制へ転校する・しない」を決めなくてもいいのではないかと思います。
一方で、進級や転入には時期や条件がありますので、親御さんだけで情報を集めておくことはしておいてよいと思います。情報を集めることと、本人に転校を決断させることは別です。
また、息子さんが「疲れる」「うるさい」と話していることも、とても大切な手がかりだと思います。教室のざわつきや体育後の着替え、昼休みなど、本人にとって負担になっている場面を具体的に整理し、今の高校で環境や過ごし方を調整できないか、学校と相談してみてもよいと思います。
転校の話をしたことで「諦められた」「期待されなくなった」と息子さんが感じている様子があるのであれば、まずは「転校させたいから言ったのではなく、あなたが少しでも楽に過ごせる選択肢を一緒に探したかった」と伝えてあげることも大切だと思います。
「待つ」か「転校する」かの二択ではなく、今は休みながら情報を集め、本人が少し回復してから一緒に選択肢を考えるという進め方もあります。
お父さまが「本人の意思を奪いたくない」と考えていらっしゃること自体が、とても大切なことだと思います。
ゴールドご相談ありがとうございます。
「本人が回復するまで待ちたい」というお気持ちと、「進級や転入には期限がある」という現実との間で悩まれていることが伝わってきます。どちらも息子さんを大切に思っているからこその考えで、決して矛盾するものではないと思います。
まず、「疲れる」「うるさい」という言葉を、少し丁寧に捉えてみてもよいかもしれません。
ASDのあるお子さんの場合、教室のざわつき、体育後の着替え、人との距離が近い場面、昼休みのように「自由に過ごしてよい時間」など、周囲には小さく見える負担が一日中積み重なり、それを本人が「疲れる」という一言でしか表現できないことがあります。
そのため、今は「学校に戻るまで待つ」だけでなく、何が息子さんを消耗させているのかを整理し、環境を調整できないか考えることも大切です。
進路についても、「本人が回復してから話す」必要はありません。期限がある以上、親が情報を集め、選択肢を準備しておくことは、本人の意思を奪うこととは違います。
大切なのは、親が決めるのではなく、本人が選べるように親が環境を整えておくことです。
例えば「通信制に変わる?」と結論を迫るのではなく、
「今の学校を続ける方法もあるし、別の学校で勉強する方法もあるみたい。お父さんたちが調べておくね。今すぐ決めなくていいから、元気になったら一緒に考えよう」
という伝え方もできます。
先日、進路の話をした後に食卓に来なくなったことを考えると、「転校=今の学校を諦める」「親から期待されなくなった」と受け取った可能性もあります。もしそうなら、
「転校させると決めたわけじゃないよ。どの方法なら一番過ごしやすいのか、一緒に考えたいと思っているよ」
と、親の意図を改めて伝えてみてもよいでしょう。
「待つ」と「動く」は、どちらか一方ではありません。
本人の回復を待ちながら、親は期限のある手続きや選択肢について準備しておく。そうした二本立てでもよいのです。
「高校に戻れるか」だけを目標にするのではなく、息子さんが無理なく学び、自分の将来について考えられる状態をどうつくるか――という視点で、進路を一緒に考えていけるとよいのではないでしょうか。
ご本人とご家族が共に考えていけることをお祈りしています。
公開Q&Aの回答は、資格を持つカウンセラーによる一般的な情報提供です。お子さんを直接診ての診断・治療ではありません。 医療的な判断が必要な状態や、すでに主治医がいる場合は、その方針を優先してください。
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