ベストアンサー
ゴールドご相談ありがとうございます。
10年間続けてきたサッカーを辞め、その2週間後に学校にも行けなくなったのですね。「部活を辞めれば楽になるはずなのに」と戸惑われるのは、とても自然だと思います。
ただ、息子さんにとってサッカーは、単なる「部活動」ではなかったのかもしれません。
中学まではエースとして活躍していたのに、高校では試合に出られない。そこで「レベルが違いすぎた」と感じて辞めたのであれば、苦しさの中には、悔しさや挫折感、これまでの自分を失ったような感覚もあったのではないでしょうか。
そして、辞めたことで苦しさがなくなるとは限りません。
むしろ、それまでサッカーが支えていた生活リズム、居場所、人間関係、「自分はこれができる」という感覚まで、一度に失われた可能性があります。
また、「気まずい」という言葉も軽く見ないほうがよいと思います。元チームメイトと顔を合わせることが、本人にとっては「自分がサッカーを続けられなかったことを見られる」ようなつらさなのかもしれません。
ですから今は、すぐに「次に打ち込めるものを探そう」としなくても大丈夫です。
「また何か始めたら?」よりも、
「10年間ずっとサッカーだったから、なくなったらどうしていいか分からなくなるよね」
「学校も今は気まずいんだね。無理に話さなくてもいいから、困っていることがあったら聞くよ」
と、まず今の喪失感を理解してあげることが大切だと思います。
一方で、ただ何もせず待つというより、生活の土台をゆるやかに保つことは意識してみてください。昼夜逆転をできる範囲で整える、食事を一緒に取る、少し外に出るなど、「サッカー以外にも日常がある」という感覚を取り戻していけるとよいでしょう。
次に何をするかは、今すぐ決めなくても構いません。
10年間ひとつのことに打ち込めた息子さんには、もともと「何かに熱中できる力」があります。今はその力がなくなったのではなく、大切にしてきたものを失った直後で、次に向かうエネルギーがまだ戻っていないのかもしれません。
「何かを見つけさせる」より、「何も見つからない時期も一緒に過ごす」。
まずはそこからでよいのではないでしょうか。
シルバーご質問ありがとうございます。
10年間続けてきたサッカーを辞めたあとに、学校にも行けなくなってしまったとのこと、とても心配になりますよね。
「部活がつらかったのなら、辞めれば楽になって学校には行けるのでは」と思われるのも自然なことだと思います。実際、辞めた直後に少しほっとした様子があったのであれば、部活を辞めること自体が本人にとって必要な選択だった可能性もあります。
ただ、長い間サッカーに打ち込んできたお子さんにとって、部活を辞めることは、単に「つらい活動をやめる」ということだけではなかったのかもしれません。
これまでサッカーを中心に過ごしてきた中で、「サッカーをしている自分」が自分自身の大きな一部になっていた可能性があります。また、中学まではエースとして活躍していたとのことですから、高校で思うようにいかなかった経験は、ご本人が言葉にしている以上に大きな挫折や喪失感につながっていることも考えられます。
「気まずい」という言葉の中にも、部員だった友人と顔を合わせづらいということだけでなく、「自分は続けられなかった」「周りからどう思われているだろう」といった気持ちが含まれていることもあるかもしれません。
そのため、辞めた直後は苦しい環境から離れられたことでほっとした一方、少し時間が経ってから、「これから自分は何をすればいいのだろう」「学校でどのように過ごせばいいのだろう」と戸惑いや空虚さが出てきた可能性もあります。
今は一日中スマホを見ているとのことですが、すぐに次の打ち込めるものを見つけなければならないわけではありません。何かを失った直後には、気持ちを整理する時間が必要になることもあります。
ただ、学校に行けない状態が続いているのであれば、「次に何を始めるか」を急ぐよりも、まずはお子さんが今どのような気持ちで過ごしているのかを、少しずつ知っていくことが大切なのではないでしょうか。
すでに「よく頑張った」と受け止めてこられたことは、お子さんにとって大きな支えになっていると思います。すぐに答えを出そうとせず、「辞めたことについてどう思っている?」「今、学校のことで一番しんどいのはどんなこと?」など、話せそうなときに少しずつ聞いてみるのもよいかもしれません。
そして、もし本人もつらさを感じていたり、学校に行けない状態が続いたりする場合には、学校の先生やスクールカウンセラーなどに相談することも一つの方法です。
今は「次の何かを見つけさせなければ」と焦るよりも、サッカーを辞めたことでお子さんの中にどのような変化が起きているのかを、一緒に見守っていく時期なのかもしれません。
この回答が、少しでも質問者さまのお役に立てば幸いです。
シルバー部活を辞めたのだから、学校には行けるようになるはず。
親としては、そう考えてしまいますよね。
でも、私は今回のお話を読んで、「部活を辞めたことで楽になったはずなのに、なぜ学校まで行けなくなったのか」と考えるよりも、息子さんにとってサッカーを辞めたことが、どれほど大きな出来事だったのかを考えてみたいと思いました。
小学生から10年間続けてきたサッカー。
中学まではエースだった。
そして、高校では強豪校に入り、思うように活躍できなかった。
「レベルが違いすぎた」という言葉の中には、悔しさや挫折感だけではなく、「自分は何だったんだろう」という感覚まで含まれているのかもしれません。
さらに、部活を辞めたことで、それまで一緒にいた仲間と毎日顔を合わせることになった。
「気まずい」というのも、決して些細な理由ではないと思います。
本人にとっては、学校に行くたびに「サッカーを辞めた自分」を意識させられる場所になってしまっているのかもしれません。
だから、「部活を辞めた=苦しさがなくなった」とは限らないのだと思います。
むしろ、苦しさの原因だったものから離れたことで、一時的にほっとしたあとに、「自分にはもう何もない」という喪失感が出てくることもあるのではないでしょうか。
特に、10年間サッカーだけを続けてきた子なら、本人の中で「自分=サッカー選手」「サッカーができる自分」という部分が、とても大きかったのだと思います。
そこを失った直後に、
「じゃあ次は何をする?」
と聞かれても、すぐには出てこなくて当然です。
ですから、今すぐ「次に打ち込めるものを見つけなさい」と言わなくてもいいと思います。
まずは、「サッカーを辞めてから、何が一番つらい?」と聞いてみてもいいのかもしれません。
「部員と顔を合わせるのが気まずい?」
「サッカーを辞めたこと自体がつらい?」
「高校に入って思っていた自分と違ったことがつらい?」
「もう何もしたくない感じ?」
本人が話したくなければ、無理に聞き出さなくても構いません。
ただ、「お父さん(お母さん)は、部活を辞めたから学校に行けなくなったことを責めているわけじゃないよ。10年間やってきたものを辞めたんだから、今はしんどくても当然だと思ってる」と伝えておくのもいいと思います。
そして、スマホばかり見ていることについても、すぐに取り上げることより、「今はそこに逃げ込むことで何とか時間を過ごしているのかもしれない」と、一度捉えてみてもいいのではないでしょうか。
もちろん、昼夜逆転や食事、睡眠など生活そのものが崩れているのであれば、そこは少しずつ整えていく必要があります。
でも、「スマホをやめて何かしなさい」「次の目標を見つけなさい」と言われても、今の本人には余計に苦しくなる可能性があります。
待つことは大切です。
ただ、待つ=何もしない、ではありません。
例えば、買い物についてきてもらう。
一緒にご飯を食べる。
少し散歩する。
サッカーとは関係のない話をする。
そんな小さな活動を一緒に積み重ねながら、本人が少しずつ「サッカー以外の自分」に触れられるようにしていく。
次の目標は、親が見つけてあげるものではなく、本人が元気を取り戻していく中で、あとから見つかってくるものでもあります。
そして、学校についても、「いつ戻るの?」と急かすより、まず「今の学校の何が一番つらいのか」を整理してみてほしいと思います。
部員と顔を合わせることが一番の問題なら、担任に相談して、教室や登校時間、過ごす場所などを工夫できるかもしれません。
学校そのものが苦しくなっているのであれば、別室登校や短時間登校など、いきなり元通りに戻す以外の方法もあります。
「サッカーを辞めたんだから学校には行けるはず」と考えず、
「サッカーを辞めたことで、息子の中で何がなくなったんだろう」
というところから見てあげる。
それが分かると、今必要な支援も少し見えてくるのではないでしょうか。
10年間続けたものを手放した直後なのですから、すぐに次の何かを見つけられなくても不思議ではありません。
今は、次のものを探す時期というより、「何もない自分でも大丈夫」と思える時間なのかもしれません。
そして、その時間を過ごす中で、いつか本人が「ちょっとやってみようかな」と思えるものが出てきたときには、その小さな芽を一緒に喜んであげればいいのです。
親が今できるのは、息子さんの次の10年を決めることではなく、次の一歩を踏み出せるところまで、そばで待ってあげることなのだと思います。