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回答 3件

ADHDの小4息子、自信を失くした今できることは?

匿名さん

お子さん:小学4年生・男の子

小学4年生の息子について相談させてください。ADHDの診断があります。

2年生のときに診断がつきました。忘れ物が多い、離席する、順番が待てない。低学年の頃から先生に呼び出されることが多く、私はそのたびに謝って、家に帰ってから息子を叱っていました。

今思えば、あれが良くなかったのだと思います。

3年生の後半あたりから、息子は「どうせ自分はダメだから」と言うようになりました。何かに挑戦する前に諦めるようになり、4年生になってから学校に行けなくなりました。

診断名がついたときに、私はほっとしたんです。原因が分かったと思って。でも実際には、診断がついても私の接し方はあまり変わりませんでした。特性だと頭では理解していても、目の前で同じ失敗を繰り返されると、結局怒ってしまう。

息子が失ったのは、学校に行く力ではなく、自分を信じる力なのではないかと思っています。そしてそれを削ったのは、たぶん私です。

こうなってしまってから、親にできることはあるのでしょうか。いまさら態度を変えても、息子には響かないのではないかと思ってしまいます。二次障害という言葉も目にしました。これは元に戻るものなのでしょうか。

カウンセラーの回答(3件)

ベストアンサー

シルバー

尾山さやか

社会福祉士・精神保健福祉士

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「息子が失ったのは、学校に行く力ではなく、自分を信じる力なのではないか」という言葉が、とても胸に残りました。

そして、そこまで振り返ることができているお母さんなら、「今さら関わり方を変えても遅い」ということはないと思います。

確かに、ADHDの子どもは、忘れ物や離席など本人の努力だけでは解決しにくい行動について、繰り返し叱られたり失敗を経験したりすることで、「どうせ自分はできない」という感覚を持ってしまうことがあります。度重なる叱責や自己評価・自尊感情の低下が、その後の不登校などにつながることも指摘されています。

だからこそ、今から大切なのは「過去の自分を責め続けること」ではなく、「これから息子さんとの関係をどう作り直していくか」なのだと思います。

そして、関わり方を変えるというのは、毎日たくさん褒めるとか、何でも許すということではありません。

例えば、何か失敗したときに、 「また忘れたの?」ではなく「どうしたら忘れにくくなるかな」と一緒に考える。

できなかったことではなく、できたことに気づいて伝える。

何かに挑戦する前から「どうせ無理」と言ったときには、「できるよ」と無理に励ますのではなく、「やってみようと思ったこと自体、私はいいと思うよ」と伝えてみる。

そういう小さなやり取りの積み重ねが、「自分は失敗しても大丈夫」「困ったときには一緒に考えてもらえる」という感覚につながっていくのではないでしょうか。

また、お母さん一人で「正しい関わり方」を身につけようとしなくても大丈夫です。

ADHDの子どもへの支援として、保護者が子どもへの関わり方を学ぶペアレント・トレーニングもあります。厚生労働省も発達障害のある子どもの家族支援の一つとしてペアレント・トレーニングの普及を進めています。

「もっと早く知っていれば」と思うかもしれません。

でも、診断を受けたときにほっとしたことも、叱ってしまったことも、全部「息子を何とかしてあげたい」と思っていたからこその行動だったのではないでしょうか。

これまでの関わりをなかったことにはできません。でも、親子の関係はこれからも続いていきます。

だから「失ってしまったものを取り戻さなければ」と焦らなくてもいい。

今日、息子さんが何か一つできたときに「できたね」と伝える。

一緒に笑う。

失敗したときに、少しだけ叱る前に立ち止まる。

そんなところからでも十分なのだと思います。

「自分を信じる力」は、一度失ったら戻らないものではないと思います。

そして今、お母さんが「私はどうすればいいんだろう」と考えていること自体が、息子さんとの関係を変えていく最初の一歩なのではないでしょうか。

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尾山さやか 先生に
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公開停止中のカウンセラー

公認心理師・臨床心理士・認定専門公認心理師

ご質問ありがとうございます。

お母さまの後悔や悔しさ、そして息子さんのことを思うお気持ちが伝わってきました。これから息子さんのために何ができるのか、一緒に考えていきましょう。

診断名がついたとはいえ、特性を理解しながらも、目の前で同じ失敗を繰り返されると、つい叱ってしまうこともあったのですね。お母さまにとっても、どう接したらよいのか悩みながら過ごしてこられたのだと思います。

息子さんに二次的な困難が生じている可能性は考えられます。ただ、環境調整や適切な支援によって、少しずつ状態が改善していくことは十分にあります。

そして、「今さら」ではありません。これまでのことを振り返り、失敗しても大丈夫、困ったときは一緒に考える、という経験を家庭の中で少しずつ増やしていくことが大切です。「自分はダメだ」と感じている息子さんにとって、安心して過ごせる場所があることや、自分のできたことを認めてもらえる経験は、これからの力につながっていくと思います。

また、ご家庭だけで抱え込まず、学校のスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、医療機関などに相談し、息子さんに合った支援や環境調整について一緒に考えていくことも大切です。

これまでの関わりを悔やむお気持ちはあると思いますが、息子さんの現在の状態が、お母さまの関わりだけによって生じたと考える必要はありません。気づいた今から、親子で少しずつ関わり方を変えていくことはできます。

この回答が、少しでも質問者さまのお役に立てればと思います。

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ゴールド

山岸 佳織

公認心理師・精神保健福祉士・臨床発達心理士

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ご相談ありがとうございます。

「自分が息子さんの自信を削ってしまったのではないか」と振り返り、ここまでご自身を責めてこられたのですね。診断がついたときに「原因が分かった」とほっとしたことも、目の前で同じことが続けば怒ってしまったことも、息子さんをどうにかしたい、助けたいと思っていたからこそだと思います。

まず、お伝えしたいのは、「いまさら変えても遅い」ということはありません。

ADHDの特性による忘れ物や離席などは、本人の努力だけではコントロールしにくい部分があります。それが「またできなかった」という経験として積み重なると、子どもはやがて「失敗した」ではなく、「自分はダメなんだ」と受け取ってしまうことがあります。

息子さんの「どうせ自分はダメだから」という言葉も、そこから来ているのかなと心配になるところです。

でも、失った自信は、これから少しずつ取り戻していくことができます。

例えば、「忘れたね」と終わらせるのではなく、「どうしたら忘れにくくなるかな?」と一緒に考える。できた結果だけでなく、「やってみようとしたね」「ここまでは一人でできたね」と、工夫や挑戦そのものを認める。そうした小さな積み重ねが、「自分にもできる」という感覚につながります。

そして、息子さんに、 「今まで、できないことがあるとお母さんは怒ってしまうことがあったね。あなたがわざとやっていたわけじゃなかったんだよね。ごめんね」

と伝えることも、決して遅くありません。

一度謝ったからすぐに変わる必要もありません。その後の日々の関わりが少しずつ変わっていくことそのものが、息子さんへのメッセージになります。

また、今は「学校に戻すこと」だけを急がず、好きなことをする、何かを完成させる、誰かに頼られるなど、日常の中で「自分にもできることがある」と感じられる経験を増やしてあげてください。

二次障害という言葉を見て不安になられたと思いますが、今の状態をすべてそうだと決めつける必要もありません。そして、一度傷ついた自己肯定感が戻らないわけでもありません。

お母さまが過去を悔やんでいることより、これから息子さんにどんな経験を渡していけるかのほうが、ずっと大切です。

「自分はダメだ」と思っている息子さんが、もう一度「やってみてもいいかもしれない」と思えるようになるまで、親子で少しずつ積み直していけばいいのです。

今からでも、十分間に合います。

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山岸 佳織 先生に
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公開Q&Aの回答は、資格を持つカウンセラーによる一般的な情報提供です。お子さんを直接診ての診断・治療ではありません。 医療的な判断が必要な状態や、すでに主治医がいる場合は、その方針を優先してください。