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回答 2件

中1息子の不登校、勉強の遅れどこから?

匿名さん

お子さん:中学1年生・男の子

中学1年の息子です。小6の2学期から行っていません。

現状を書きます。

・学習は完全に止まっています。教科書も開いていません。

・小5の内容から怪しいと思っています。分数と割合のあたりで躓いていました。

・英語は中1の最初でストップ。アルファベットは書けます。

・本人は「勉強はやらなきゃとは思ってる」と言います。ただ、動きません。

私が困っているのは、どこから手をつければいいのかが分からない点です。

中1の内容をやらせても分からないと思います。かといって小5に戻すと、本人のプライドが傷つく気がします。実際、以前ドリルを買ってきたとき、表紙の学年を見て投げました。

塾や家庭教師も考えました。ただ、他人が家に来るのを本人が嫌がります。オンライン教材も3つほど試しましたが、いずれも1週間続きませんでした。

聞きたいのは2点です。

学習の遅れは、いつ取り戻すのが現実的でしょうか。今すぐなのか、本人が動き出してからなのか。

そして、学年をさかのぼって学び直す場合、本人が受け入れやすい伝え方や進め方はありますか。

カウンセラーの回答(2件)

ベストアンサー

ゴールド

山岸 佳織

公認心理師・精神保健福祉士・臨床発達心理士

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ご相談ありがとうございます。

「勉強はやらなきゃと思っている」と本人が言っていることは、実は大切な手がかりです。勉強する気持ちがないというより、「やらなければ」と思いながらも、どこから手をつければよいのか分からず、動けなくなっている可能性があります。

まず、学習の遅れを「今すぐ取り戻さなければ」と考えなくても大丈夫です。不登校が長く続いている場合、最初から学習量を増やすより、「勉強しても大丈夫」「少しならできる」という感覚を取り戻すことのほうが優先されることがあります。

学習を再開するタイミングも、「本人が完全に元気になってから」でなくて構いません。本人に少し余力が出てきて、「やってみようかな」と思えるときに、ほんの少しから始めるくらいが現実的です。

学年を戻すことについても、「小5の勉強をやり直そう」と正面から言う必要はありません。

「分数と割合って、中学の数学でも結構使うんだって。ちょっと確認してみない?」

「今のところ、どこまで分かるか一緒に見てみよう」

など、「学年を下げる」のではなく、「今必要なところを探す」という形にすると、本人のプライドを守りやすくなります。

教材も、必ずしも「小学5年生」と書かれたドリルである必要はありません。例えば、ネット上のフリープリントなど、学年が前面に出ていない教材のほうが本人が取り組みやすいのであれば、それを使って構いません。学校の先生に「今の息子が取り組みやすそうな教材はありますか」と相談してみるのも一つです。

また、最初から一冊終わらせる必要もありません。1日10分、数問だけでも十分です。できなかったところを「ここが小5だから」と評価するのではなく、「ここが分かれば、次がやりやすくなるね」と扱っていきます。

数学や英語は、前の内容が土台になっているため、学年にこだわらず「つまずいている地点」まで戻ることには意味があります。ただし、本人にとって「できないところを暴かれる時間」にならないことが大切です。

今は、遅れを取り戻すことより、「もう一度学べる」という感覚を取り戻すことを目標にしてみてください。

1週間続かなかった教材も、失敗ではありません。「今の息子さんには合わなかった」という大切な情報が得られたと考えて大丈夫です。

焦って中1まで追いつかせる必要はありません。まずは「ちょっと分かった」「これならできる」という小さな経験を積み重ねることが、結果的に学習の遅れを取り戻す近道になることもあります。

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シルバー

尾山さやか

社会福祉士・精神保健福祉士

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「勉強はやらなきゃとは思ってる」と本人が言っている。

私は、そこをとても大事にしてあげてほしいと思いました。

「やらなきゃいけない」と思っているのに動けないということは、勉強する意思がまったくないわけではありません。

むしろ、遅れてしまったことや、分からないことが増えてしまったことへの不安が大きくなって、「どこから手をつければいいのか分からない」という状態になっている可能性もあります。

ですから、学習の遅れについては、「今すぐ全部取り戻す」必要はないと思います。

不登校になっている間に学習が止まること自体は珍しいことではありません。

もちろん、早めに少しずつ学習に触れられれば、それに越したことはありません。

でも、「今すぐ勉強を始めないと取り返しがつかない」と焦ってしまうと、本人にとって勉強がますます苦しいものになってしまうことがあります。

今は「遅れを取り戻すこと」より、「また勉強してみてもいいと思える状態」を作ることを優先していいのではないでしょうか。

そして、学年をさかのぼることについても、「小5からやり直そう」と言わなくても大丈夫です。

実際、学習は積み上げなので、分数や割合など小学校の内容につまずきがあると、中学校の数学で苦しくなることがあります。

でも、それは「小5のドリルを最初から全部やり直さなければいけない」という意味ではありません。

例えば、 「中1の問題をちょっと見てみない?」

「分からないところがあったら、そこだけ前のところに戻ってみよう」

というやり方があります。

本人には「小5に戻る」のではなく、 「今分からないところを見つけて、そこだけ補修する」

という感覚で伝えてみてください。

これはプライドを守るうえでも、かなり違うと思います。

例えば分数でつまずいていたとしても、 「小5だから分からないんだね」

ではなく、 「ここが分かれば、今やっているところも分かるようになりそうだね。一回ここだけ確認してみよう」

という言い方なら、本人も受け入れやすいかもしれません。

また、今までオンライン教材を3つ試して、どれも1週間続かなかったということも、「本人は勉強が続かない子」と決めつける材料にはしなくていいと思います。

不登校の状態にある子にとって、毎日決まった時間に教材を開いて勉強すること自体が、かなり高いハードルになっていることがあります。

最初から「毎日30分」などと決めなくてもいいです。

例えば、 「今日は数学1問だけ」

「漢字を3個だけ」

「英単語を5個だけ」

でもいいんです。

そして、できたら終わり。

「もっとやりなさい」ではなく、「今日はここまでできたね」で終わらせる。

勉強を再開する最初の時期は、量よりも「自分で始められた」「分からなくても怒られなかった」「やったら終われた」という経験のほうが大切なことがあります。

それから、今すぐ勉強できなくても、親ができることはあります。

例えば、本人の目につくところに教材を置いておく。

「いつでも使っていいよ」とだけ伝える。

分からない問題があったら一緒に調べる。

必要なら学校に、現在どの程度の学習内容なら取り組めそうなのか相談してみる。

「勉強しなさい」と追い続けるのではなく、「やりたくなったときに始められる環境」を作っておくことです。

そして、学習の遅れは、本人が動き出してからでも十分取り戻していけます。

もちろん、学年が上がれば上がるほど取り組む量は増えていきます。

でも、学習は学校に毎日通っている子だけが積み上げられるものではありません。

中学生の今からでも、高校生になってからでも、必要なところに戻って学び直すことはできます。

むしろ、本人の心が疲れている時期に「遅れを取り戻さなければ」と詰め込んで、勉強そのものが嫌いになってしまうほうが避けたいことだと思います。

そして、私は息子さんには「勉強しなさい」より、 「勉強しなきゃって思ってるんだね。じゃあ、いつかやってみようと思ったときに困らないように、一緒にやり方を考えておこうか」

くらいの声かけでもいいのではないかと思います。

本人が動き出したときに、どこから始めればいいのか分からない。

それが一番つらいことだと思うからです。

「小5まで戻る」のではなく、「今の自分が分かるところから始めて、必要なところだけ戻る」。

そして、今は「遅れを取り戻す」ことより、「学ぶことをもう一度、自分の手に取り戻す」こと。

その順番でいいのではないでしょうか。

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公開Q&Aの回答は、資格を持つカウンセラーによる一般的な情報提供です。お子さんを直接診ての診断・治療ではありません。 医療的な判断が必要な状態や、すでに主治医がいる場合は、その方針を優先してください。