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回答 3件

不登校の息子、動き出す兆しの見分け方は?

匿名さん

お子さん:小学5年生・男の子

小学5年生の息子です。不登校になって10ヶ月ほどになります。

最近、少し変化がありました。

・朝、自分で起きてくるようになりました ・リビングで過ごす時間が増えました ・先週、私と一緒に近所のスーパーに行けました ・担任が来たとき、玄関先で少し話しました

嬉しかったです。長かったので。

ただ、同時に怖いです。

実は、去年の12月にも同じような時期がありました。あのとき私は舞い上がって、「来週から少しだけ学校行ってみる?」と言ってしまいました。その翌日から、息子はまた部屋にこもりました。戻ってくるのに3ヶ月かかりました。

同じことをする気はありません。でも、何もしないのが正しいのかも分かりません。

本人は学校の話を一切しません。こちらから振らない限り出てきません。それが「まだ早い」ということなのか、「本当は考えているけど言い出せない」ということなのか、判断できません。

回復してきているときに、親が次の一歩を促すタイミングというのは、どこで見分ければいいのでしょうか。踏み込んでいい合図のようなものがあれば、知りたいです。

同じ失敗を繰り返したくありません。

カウンセラーの回答(3件)

ベストアンサー

毎日息子さんの小さな変化を見逃さず、必要なケアを続けて来られた様子が相談内容から伝わってきます。

そして、良い行動に注目され、強化されてきた結果が今に繋がっているんでしょうね。

去年12月と同じ対応をしたくないお気持ちもひしひしと伝わってきます。

いろいろな対応方法があると思いますが、一つは、親御さんは学校の話を直接せずに、学校の話は担任の先生からしてもらうという方法もあると思います。

そのためには、家庭訪問の前に、「今息子は〜こういう状態で親からの登校刺激は避けたほうがいいと思うので、先生からやんわり登校への気持ちを確認してもらえませんか。」と、去年の12月の様子も含めて、先生と打ち合わせしてもよいかもしれません。

さらには、これは息子さんと親御さんとの関係が良好なタイミングで「去年12月のこと覚えている?『来週から少しだけ学校行ってみる?』って急に聞いてしまったよね。あなたの気持ちを聞く前にそう言ってしまったことは今すごく後悔しているの。同じことはしたくないから、『学校に行ってもいいかな』と思ったタイミングで私に教えて。私はいつでもあなたの味方だし、あなたの気持ちを尊重しながら、一緒に考えていきたいの。」と伝えてもよいかもしれません。

ご家庭が息子さんにとって安心できる居場所であるのは親御さんの日々の努力のおかげだと思います。その居場所は維持しながら、外の世界に羽ばたけるように、先生や友達の力もかりて変化が続くことを願っています。

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ゴールド

山岸 佳織

公認心理師・精神保健福祉士・臨床発達心理士

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ご相談ありがとうございます。

10ヶ月という長い時間を経て、朝自分で起きる、リビングで過ごす、外に出る、先生と話す――こうした変化が出てきたことは、とても大きいと思います。前回の経験があるからこそ、嬉しい一方で「また何か言って、元に戻ったらどうしよう」と怖くなるお気持ちもよく分かります。

まず、今の変化を「学校に戻る準備ができたサイン」と急いで結びつけないほうがいいと思います。

自分から起きてくる、家族と過ごす、外に出られる、人と少し話せる。これらは、学校復帰以前に、生活のエネルギーや安心感が戻ってきているサインと考えられます。

そして、「何もしない」のではありません。今は、息子さんが自分から動き始めたことを、そのまま大切にする時期なのだと思います。

例えば、「最近、朝起きてくるようになったね」「一緒に買い物行けて嬉しかったよ」などと、学校とは結びつけずに伝えてあげてください。

逆に、今の段階では「じゃあ学校は?」「少し行ってみる?」と、せっかくできた変化を次の課題に変換しないことも大切だと思います。

では、いつ踏み込めばよいのか。

一つの目安は、息子さんの側から学校について話題が出てくることです。「先生どうしてるかな」「友達はどうしてるかな」「学校って今どうなってる?」など、どんな小さな言葉でも構いません。

ただし、それがないから「まだ早い」と決めつける必要もありません。本人から言葉にしにくい場合もあります。

そのため、学校の話をするなら、まずは結論を求めず、 「学校のこと、今は話したくないかもしれないけど、もし何か気になることがあったらいつでも聞くよ」

くらいに、扉だけ開けておくのもよいでしょう。

そして、もし学校に戻る話をするとしても、「行く・行かない」の二択ではなく、「先生と電話してみる?」「校門まで行ってみる?」など、本人が選べる小さな選択肢から始めてください。

前回の経験は「失敗」だったというより、息子さんにとっては、まだ回復途中だったことを教えてくれた経験なのだと思います。

そして今回は、その経験を生かして、焦らずにいられる。これはお母さまにとっても、とても大きな変化だと思います。

回復のサインを見つけたら、すぐ次の階段へ進ませるのではなく、まずその場所で少し休む、という関わり方でも、十分次に進む力が育っていきます。

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シルバー

尾山さやか

社会福祉士・精神保健福祉士

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10ヶ月という時間を考えると、朝、自分で起きてくるようになったこと、リビングで過ごす時間が増えたこと、一緒にスーパーに行けたこと、先生と少し話せたこと。

どれも本当に嬉しい変化ですよね。

そして同時に、「怖い」と感じるのも、とてもよく分かります。

一度、息子さんが少し動けるようになったときに「学校に行ってみる?」と声をかけたら、その翌日からまた閉じこもってしまった。

だから今回は、 「喜んでいいのかな」

「また期待しすぎたらいけないかな」

と、ブレーキを踏みたくなるのだと思います。

私は今回、「学校に戻るための変化」と考えなくてもいいと思います。

朝起きられるようになった。

リビングに出てこられるようになった。

お母さんと外に出られた。

先生と少し話せた。

これは、それだけで大きな変化です。

「学校に行けるようになるための一歩」ではなく、 「生活の中で、できること・安心できることが増えてきた」

と捉えてみてはどうでしょうか。

不登校になると、親はどうしても「次は学校」と考えてしまいます。

起きられた。

↓ 外に出られた。

↓ 人と話せた。

↓ じゃあ学校にも行けるかも。

でも、本人の中では必ずしもそうとは限りません。

スーパーには行けても学校には行けない。

先生とは話せても教室には入れない。

家族とは笑えても、同年代の集団には戻れない。

こういうことは十分あります。

だから、今できていることを「登校への点数」のように評価しなくてもいいと思います。

そして、「何もしないのが正しいのか」というところ。

私は、何もしない必要もないと思います。

ただし、今は「学校に向けて何かをする」のではなく、 今できていることを一緒に喜ぶ くらいでいいのではないでしょうか。

「自分で起きてきたね」

「最近リビングにいる時間増えたね」

「この前スーパー一緒に行けて楽しかったね」

「先生と話せたね」

そんなふうに。

「じゃあ学校は?」

を付け足さない。

これ、結構大事だと思います。

息子さんからすると、 「何かできるようになるたびに、学校に戻そうとされる」

という経験になってしまうと、安心して動けなくなることがあります。

「できたことが、できたことのまま喜んでもらえる」

という経験を重ねることも、回復の一部だと思います。

では、いつなら「次の一歩」を促していいのか。

私は、親が「そろそろかな?」と感じたことよりも、本人側からサインが出てくることを一つの目安にしていいと思います。

例えば、 「学校って今どうなってる?」

「○○先生どうしてるかな」

「友達はどうしてるかな」

など、本人から学校の話題が出てくる。

「そう思ってるんだね。もし何かやってみたいことがあったら、一緒に考えるよ」

くらいに返してみる。

すぐに「じゃあ来週行ってみよう!」まで進めなくていいんです。

逆に、学校の話をすると明らかに表情が曇る、会話が止まる、部屋に戻る、体調が崩れるなどがあるなら、まだその話題自体が負担なのかもしれません。

そして、もう一つ。

「本人から学校の話が出ない=何も考えていない」

とも限りません。

考えていても、怖くて言えないこともあります。

だから、「学校の話をしないから、まだ早い」と断定する必要もない。

もし少し確認したいのであれば、 「最近、少し元気になってきたように見えるけど、学校のことは今どう感じてる?」

と一度だけ聞いてみてもいいと思います。

ここで、 「行かなきゃとは思ってる」

と言えば、その気持ちを聞く。

「考えたくない」

と言えば、「分かった」で終わる。

「分からない」

でも、それで終わっていい。

大切なのは、答えを引き出すことではなく、 学校のことを話しても、すぐ登校の話にされない という安心感を作ることだと思います。

そして、前回のことを「親の失敗」として抱えすぎなくてもいいと思います。

息子さんが閉じこもったのは、「お母さんが学校の話をしたから」という一つの原因だけではないでしょう。

その時点では、まだ学校に向かえるほどの回復ではなかったのかもしれません。

お母さんも、息子さんが元気になってきたことが嬉しくて、「この先」を考えただけです。

それは自然なことです。

だから今回は、前回の経験を活かして、 「元気になった=学校に戻れる」

とは考えない。

でも、 「元気になってきた=何もせず待つ」

とも考えない。

その間に、 「今の息子が安心してできることを増やしていく」

という道があります。

こういう一つ一つを、「学校に行くための練習」にしなくていい。

息子さんの今の生活そのものを少しずつ広げていく。

その先に学校があるかもしれないし、別の居場所があるかもしれない。

そして、もし本人が「ちょっと学校に行ってみようかな」と言ったときには、そのとき初めて、 「じゃあ、どうしたら一番楽に行けそう?」

と一緒に考えればいいと思います。

一時間目から行かなくてもいい。

教室じゃなくてもいい。

先生に会うだけでもいい。

校門まででもいい。

「行く・行かない」の二択にしない。

そして何より、 今回の変化を、学校に戻れるかどうかで採点しないであげてほしいです。

「学校にはまだ行けないけど、前より笑うようになった」

それもちゃんと回復です。

「学校にはまだ行けないけど、家の外に出られるようになった」

それも前進です。

「学校の話はしないけど、自分からリビングに来るようになった」

それも大きな変化です。

お母さんが今回怖いと思えたこと自体、前回とは違います。

前回は「嬉しい!次は学校!」だった。

今回は「嬉しい。でも、急がないほうがいいかもしれない」と立ち止まれている。

それだけでも、息子さんとの関わり方はもう少し変わってきているのではないでしょうか。

今は、扉が少し開いてきたところなのかもしれません。

その扉を、学校へ向かわせるために押すのではなく、 「開いたままにしておく」くらいでいいのだと思います。

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尾山さやか 先生に
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公開Q&Aの回答は、資格を持つカウンセラーによる一般的な情報提供です。お子さんを直接診ての診断・治療ではありません。 医療的な判断が必要な状態や、すでに主治医がいる場合は、その方針を優先してください。